企業が給与明細をWEB化するメリットとデメリット
私の会社では、給料日になっても給与明細は渡されません。代わりに自分で、社内WEBでチェックをすることができるようになっています。掲載期間がくればいつでも見れますし、過去の明細もチェックできます。プリントアウトも自由に出来るので、紙の明細が必要なときに入手できます。このシステムのメリットは、2点です。まず1点目。紙の明細は給料日を過ぎても手元にこないことがあります。だいたいの場合、給与明細は総務部で発行され、上長を経由し手元に届きます。総務部から発送はされても、受け取りする上長が出張して不在だったり、忙しくて渡すのを忘れたりすることがあります。WEBで確認できるシステムがあると、IDとパスワードがあれば社内のどこにいてもPCがあれば確認することが可能です。どんなに忙しい上長の下にいてもしっかりと給与明細は給料日に必ず確認できます。2点目は、資源の節約になるということ。大勢の社員を抱える企業の場合、とくにその意味はあると思います。一方、デメリットもあります。それは、IDとパスワードさえあれば、誰にでも自分の明細を見られてしまう恐れがあるということ。また画面上に表示しているのを忘れて、そのまま席を立ってしまった場合、通りがかった同僚が見てしまった、というパターンも考えられなくもないです。IDカードを差し込まないと画面が表示されない、個人スペースが確保されている場合などはその心配はないのかも知れません。それでも、各自でID管理をしっかりすれば、そのようなことは起こりにくいと考えられます。給与明細を電子化することは、雇い主にとっても、従業員にとってもメリットのほうが大きいと思います。